February 27, 2005
6BX7GTパラP-P DCサーボをかけてみる
小さなユニバーサル基板にOPアンプを使った差動回路をちょこちょこっと組み、DCサーボをかけてみました。
OPアンプには2回路入り低価格低オフセットのLF412を使っています。単純なOPアンプ差動は入力インピーダンスが低く一定しない難はありますが、DCサーボ用途ですから、さほど厳密になる必要はありません。
その効果はすさまじいもので、いままで1,2mA程度は平気でふらついていたアンバランス電流が見事にほとんどゼロに収束します。LPFの時定数から収束に時間がかかるのですが、もともとアンバランス電流の変動はゆったりしたもので何とかなっているようです。DCサーボをかけても容量負荷で安定(相進補償なし)しているのでDCサーボは採用ということで。
(追記)
うーん、やはり落とし穴が。電源オン後、安定するまでの間、DCサーボが無いときには自発的には発振しませんでしたが、自発的に発振を起こすようになってしまいました。安定すれば発振は無くなり安定した動作になりますが、自発的に発振するとなると無視できませんねー。電源オン後、安定するまではDCサーボが盛んに働くんで、負側入力に変動が与えられ寄生発振のような形で発振するのではないかと。さて、これをどう抑えるか..
6BX7GTパラP-P ちょこっと気づいたこと
いろいろテストしている最中、電源オン前から入力を入れておき、電源オンから徐々にプレート電流が流れ始めるあたりで超高域発振を起こす現象を観測しました。プレート電流がしっかり流れ出すと発振はなくなり、容量負荷でさえ安定しています。また、入力を入れていなければ、自発的には発振しません。B電圧はリプルフィルタの回路上、徐々に上昇するので、プレート電圧が低く、かつヒーターが十分にアップしていない状態に不安定点があるようです。グリッドに低抵抗を入れてやると収まるかも、とも思いますが、せっかくの低インピーダンスドライブの意味がなくなるような。自発発振にはいたらない(入力がなければ安定)ことと、すぐに収まることから放置しても構わないような気もしますが...
グリッド電圧は先にマイナスで固定され、電源オフ時にはマイナスに落ち込むよう設計しました。実測でもそのとおりになり、過大なプレート電流が流れることはありませんから、その意味で安全なアンプだと思うのですが、電源オン時の発振は想定外でした。
February 26, 2005
6BX7GTパラP-P 帰還をかけてみる
結局、P-G帰還はあまり良いアイデアではなかったようで、回路的に無理があるので取り外してしまいました。後付けは駄目ですね。16kΩの抵抗でオーバーオール帰還をかけてみましたが、やはり歪率は思うように低下せず、無信号時プレート電流を35mAまで増やして1W時0.18%がやっとというところです。帰還後のゲインは約19倍といったところで、まあまあ、メインアンプとしては使えるレベルではないかと。
1kHzの方形波応答。発振を恐れて2段目補償を多め(47pF)に入れたため高域が延びない代わりにオーバーシュートはほとんどありません。
これは10kHz。まあ、こんなものでしょう。

クリップ波形。クリップ直前で約9Vrmsの出力が得られていましたから、最大出力10W ... といいたいところですが、この状態ではグリッドがプラスの領域まで振り込まれていますし、完全にプレート損失オーバーです。いちおう出るが連続出力は危険すぎで、いわゆるミュージックパワー最大って奴ですかね。グリッドをプラスに振り込んでもグリッドの波形がびくともしないのが、エミッタフォロアドライブのご利益かなあ。

これは8Ωの代わりに0.47μFを負荷にした波形です。相進補償なしで、容量負荷でも発振にはいたらず安定してます。
周波数特性はちゃんと測ってませんが10Hzで-2dBくらい、上は50kHzで-2dBくらいだったかと記憶しています(違うかも)。あまり不満のないレベルであったと思います。
この状態でスピーカーとソースをつないで音も聴いて見ましたが、さすがに帰還をかけると音がまとまった感じ…あまり破綻した感じではなくなり普通になります。低音は締まってはいるもののダンピングファクタが半導体アンプより低いためか、どことなく温かみを感じさせるのが真空管を使用しているアンプかなあ、みたいな。高域もよく出ていますが、ややうるさいかもしれません(両チャンネル組みあがってみないと分からないかもなー)。
と、いろいろ計測しているとアンバランス電流が動くので、やっぱりカソードからのDCサーボはかけたほうがいいかもです。その場合、帰還の具合が微妙に変わるので、補償の具合も変えないと駄目かもしれません。
February 24, 2005
6BX7GTパラP-P 音を出してみるテスト
今朝、激しい頭痛と吐き気に見舞われ仕事を休んでしまいました。まだ風邪が治りきっていないのかもしれません。夕方になって、ようやく体調を持ち直したので、6BX7GTのペア選別を行い、この時点で音だしを試みてみました。

同一メーカーでのペア組みはなかなか難しく、TUNG-SOLとRCAのペアになっています。グリッドバイアス-24Vくらい、無信号時のプレート電流32mA前後で上下に若干のズレがあり、アンバランス電流が多少はある状態です。春日のトランスOUT6635Pの許容アンバランス電流は2mA以下ですから、若干オーバーしているかもしれません。
オーバーオール帰還はかけておらず、出力インピーダンスが高いし歪みも多いので、緩々の低音と聴きがたい音質を想像していたのですが、意外に聴ける音が出ます。低音もゆるさはさほど感じさせません。さすが三極管。
ただ、シミュレーションの結果に比べゲインが低く、オーバーオール帰還をかける余裕がないような。ちゃんと測定してみないと分かりませんが、もっとゲインを増やす必要があるかもしれません。
バイアスは安定しているようで、ちょっと調整してやればDCサーボはいらないかもなあ、とも思いますが、もう少し様子を見ないと何ともいえませんね。
それと、ある程度はありえる事態と考えていましたが、接続を間違えたらしく逆相で出力されました(ガックリ)。
とはいえ、オーバーオール帰還なしで、聴ける音が出たんで、まあ満足かなと。ノイズもほとんどなく、もちろん、ハムは皆無のように聞こえました。良かった良かった。
February 23, 2005
6BX7GTパラP-P ペアマッチング
昨夜、片チャンネル分の一部を組み立てて、6BX7GTを実際にさしてテストしてみました。
カソード周りは方ユニットごとに10Ωの抵抗を入れ、それを束ねて10ΩでGNDに落とすようにしました。ユニット間のバラツキを見るためです。結果的にバイアスがちょっとだけ深くなり出力が低下しますが、たいした影響はありません。意外にユニット間のバラツキが大きそうなので。
プレートからは1MΩで軽く(ごくわずかな)帰還をかけています。最初はもうちょっと多量の帰還を掛けようかと思っていましたが抜本的に回路を変えないと最大出力が大幅に低下してしまうので、ごく軽くP-G帰還を掛けるだけにしました。多量に帰還を掛けてしまうとB電圧のノイズが還流されてノイズが多くなる可能性もあるし副作用も大きいので、これくらいでいいでしょう(同相ノイズですから出力には出ないとは思いますが、やはり..)。これだけでも、わずかながら歪率が低下するご利益があることはシミュレーションで確認しています。
まだ4本くらいしか試してませんが、グリッドバイアス約-24Vのとき、プレート電流23~43mAと、6BX7GTにはかなりの個体差があります。ある程度は予想していた通りです。しかし、たった4本を見た時点で、これほど大きなバラツキがあるのですから意外にペア組みはタイヘンかもなあ、とも思います。幸い17本もあるので残りのも調べて、シールでも貼り付けてペア組みした上で、やはりカソードからDC帰還をかけてアンバランス電流を抑える仕組みにしたほうが良さそうですね。
ちなみに、真空管は電源オンからヒーターがヒートアップするにつれてプレート電流が増加していき、電流値がピークになります。その後、真空管が暖まるにつれてプレート電流が減少し始め、ある値に落ち着きます。温度によってGmが変化するためでしょう。1回の計測で10~15分くらいはヒートアップさせたほうが良さそうで、同時に2本計測できるとしても残り13本を計測するのに1時間強はかかりそうです(面倒だなあ)。
6BX7GTは1本あたりヒーター電流1.5Aと大食らいです(4本で約36W!)。内部では2つのヒーターが煌々とともっていて、小さな真空管ですが見た目に迫力あるかもです(その代わり熱い!)。
ところで実は、このDEPPと呼ばれる形式の真空管P-Pを作るのはこれが初めてだったり。半導体では絶滅した形式ですからねー。
最初、シミュレーションでは半導体感覚で能動負荷や定電流負荷を試しましたがゲインが大きくなりすぎて帰還を掛けると発振してしまい、仕方なく抵抗負荷にしてます。今さらですが、高域ではトランスで90度回るので、全体ではすぐに180度回転して正帰還になっちゃうわけですね。
ゲインを抑えるためにソース/エミッタ抵抗を入れ結果的に同相帰還がかかって各段の特性はいいかもしれませんが、DC帰還でゲインやバイアスを固定するという半導体感覚では作れません。DEPPですから2個の差動出力端があり、帰還が掛けづらいものがあります。仕方なく2段目も上側を定電流で釣って、負電源に簡単な安定化を施すことでバイアス点のぐらつきを抑えようという発想で、実測した感じではさほどグラグラしないで済んでいるようです。
半導体を織り交ぜても真空管+出力トランスを使う限り半導体感覚での設計は無理なのかなあ、というところでしょうか。SEPP OTLとかなら多量の帰還を掛けて……という半導体設計が上手くいくと思います。
ライブドアと教育問題?
森前首相がライブドアのニッポン放送買収劇に対して教育問題を引き合いに出していました。教育が金金金の風潮を生み出したそうで。森前首相を始めとして、自民党には戦前教育が良かった派が多数を占めるようですが、戦前教育はそんなに素晴らしかったんでしょうかね?すでに旧軍部の腐敗はかなり明らかにされています。いまでいう汚職がまかり通っており、一部では軍事物資の横流しも盛んにおこなれていたそうです。戦前教育を受けた偉い人が、こういうことをしていたわけですよね。
自民党にいた金丸という多大な影響力を持っていた政治家に至っては、脱税した挙げ句、事務所には金塊を溜め込んでました。政治のためとか抜かしていたようですが、それで言い訳が立つと思っていたのでしょうか? その金丸という人もまた、戦前教育を受けた人間ですよね。
このように、これまで汚職、腐敗に関わってきた、ほとんど大多数は戦前教育を受けた人間であったいう否定のしようのない事実があるんですが、森前首相はどう考えているのでしょう。自分らの身内がやってきたことを棚に上げて、教育問題を語る資格があるのでしょうか。
無いと思いますがねー。
February 22, 2005
6BX7GTパラP-P 風邪ひいた
先週は風邪を引いて寝込んでしまいました。頭がぼーっとしていていて電子工作どころではありません。抵抗測定レンジで電圧計ろうとしてみたり……昔のテスターなら楽勝で壊れるところです危ない危ない。
シャーシ上に電源トランスを据え付けます。それと、OPアンプなんかにも使えるだろうということで±12Vの電源を別基板(別トランス)で組んでトランスの隣に載せAC周りを配線しました。

でもって出力トランスを据え付けます。

いまのシャーシの中は、こんな具合。電源を組み上げたところで正常な電圧が出るかチェックしました。
ようやく電源が整い実験ができるところまで漕ぎ着けたってとこです。
February 11, 2005
6BX7GTパラP-P ~完成?

じゃなくって、塗装を終えたシャーシに主要な部品の一部をを取り付けて合わせを見てみました。
うーん、なんか格好いい悪いというのとはベクトルが違う方向に行ってしまったような。。。なぞの物体というかですね。
電源トランスはRコアを使い、トランスカバー側にヒューズやスイッチをまとめるつもりです。電源トランス、ちょっと節約しすぎて容量小さすぎのような気がしますが、どうなることやら。
というわけで腰を痛めてしまい動けない(情けない)ので今日はここまで。
February 10, 2005
ニュース雑感
迫りくるコンシューマPCの“2006年問題”という記事に、オープンアーキテクチャゆえにPCで保護されたコンテンツ(地上波/BSデジタル等)の利用に制限が加えられるという解説があります。行きすぎたコンテンツ保護策により、日本は世界的な潮流から取り残されることになるのだろうなあ、というところでしょうか。ソニーの凋落(言い過ぎか)も、コンテンツ保護を優先する余りポータブルプレーヤーへの進出を見送ったことが背景にあるようですし、現実に行きすぎたコンテンツ保護が産業界に衰退をもたらしているともいえるかもしれません。ところで、果たしてPCで保護されたコンテンツを扱う意義があるのか、という根元的な疑問があるように思えます。PCは(やろうと思えば)ユーザー自らがプログラムを作成し、データを自由に取り扱えることに、その存在意義があるからです。保護されたコンテンツをPCに保存し加工する意味があるのでしょうか?
そのような理由付けでもってクローズドな規格をPCに持ち込むことにより、オープンソースの機会を奪うなどのマイナスの側面が大きいことを考えてみる必要があります。放送の録画や簡単な編集(CMカット)程度であればPCに登場頂くまでもなく、専用機(HDDレコーダーなんか)でやってしまえば済むことでしょう。デジタルコンテンツのネットワーク化も、セキュアな専用機にお任せすればいいのであって、PCで扱う意義はほとんど、あるいは、まったく無いようにも思えます。ユーザーが手出しできない仮想マシンを使った保護領域なんてのは、健全なPCユーザーから見れば異質で、要らない存在でしょう。
CPU関連のニュースも、個人的にはほとんど興味が持てなくなってきています。PCに限れば、すでに有り余るCPUパワーを手にしていますから、いまの課題は、そのCPUパワーを何に使うのかではないかと思えるからです。動画の再エンコードのために、もっとCPUパワーが欲しいという声も聞きますが、動画の再エンコードの需要は恐らく先細りでしょう。現在は過去に取りためたビデオテープのDVD化などのために再エンコードが必要かもしれませんが、新たなコンテンツがVODなどの形でネットどで流通するようになれば、わざわざデータを手元に置いておく必要がなくなります。コンテンツの流通形態が変化し、DVカメラで撮ったホームビデオの再エンコード程度の需要になっていくかもしれず、そうであれば現行のCPUパワーでもさほど不自由はしないでしょう。
ソニーのCellのようなCPUに面白さを感じないではありませんが、プログラムを作成するのは恐らく困難と思われ、またアマチュアが手出しできるかどうかも不明です。自分でプログラムが作成できないCPUは、ただの絵に描いた餅に過ぎません。
マルチコアは技術的には全くおもしろみはなく、べつに新しいアイデアでもありませんから、解説記事を読んでも、せいぜい、「あ、そう」くらいの感慨しかありません。
実際、玄箱/HGに搭載されているPowerPC603e/266MHz相当でさえ、使いようによっては十分に幸せになれるのです。逆に言うといまの3GHz超のCPUパワーが果たして本当に生かされているのだろうか、と考えさせられなくはありませんね。
繰り返しになりますが、いま重要なのはCPUパワーを何に使うかで、コミュニケーションツールが鍵かもしれませんし、何が鍵になるのか分かりませんが、「わくわくさせるもの」はCPUからは生まれてこない、CPUを使うユーザーからしか生まれないということを改めて感じます。
February 07, 2005
ソニーはどこへ行く
この記事を始め最近はソニーの迷走ぶりを伝えるニュースが目立ちますね。私も昔はソニー製品が好きで、Betaのビデオデッキ数台とかCDP-X5000とかGrand VEGA、もろもろ愛用しているだけに残念というか何というか気になる物があります。思うにソニーの悪い部分が最近は非常に目立つようになってきたかなあ、と。Lカセット(笑)を手始めにソニーは独自規格や自社技術にこだわるようなところが昔からありましたが、ここにきて、それが悪影響ばかりもたらすようになっているように見えます。TVはトリニトロン管に自信を持ちすぎフラットディスプレイパネルの波に乗れず、FDPではELパネルの研究をやってるみたいですが物にならず、SACDは鳴かず飛ばずだし、いまやソニーにはほとんど見るべき物がなくなっているような気が。
ポータブルプレーヤーの失敗に代表されますが、消費者の動向を読めずに外すことが多くなっています。出る商品、すべて妙に外している(最近のVAIOも酷い)あたりも修正する必要があるんじゃないかなあ、と外野から見ていて思いますね。ソニーには、俺様が流行を作るんだみたいな自負があるのかもしれませんが、そういう鼻持ちならない自信が駄目になっている原因なのだとすれば、いちどボロボロになるまで堕ちるしか再生する道はないかもしれません。
February 06, 2005
6BX7GTパラP-P ~ シャーシ加工
シャーシを作ってみました。素人工作です。笑ってください。
PCで図面を描いてシャーシに貼り付けて穴あけしました。予算の都合もあるので今回のシャーシは安いアルミの箱を使います。図面を書くのにはLillicadというソフトを使ってます。軽くて使いやすい素晴らしい2D CADです。

穴あけ完了。結構、傷だらけにしてしまいました。うーむ。

ペーパー(600番)をかけシンナーで拭きました。上の2つの箱はトランスケースです。

非鉄金属用の下地剤を吹き付けた後、メタリックブルーで塗装してみました。今回はおもちゃっぽい外見を狙ってます。今日は風が強くて塗装には向かない日でしたが、今日をはずすと、いつできるかわからなくなる恐れもあるので、まあ仕方ないかと。
February 03, 2005
本ネタ
最近は読む本があまりなくて詰まらないです。
物理と数学の不思議な関係―遠くて近い二つの「科学」という本が文庫になっていたので暇つぶしで買ってみました。著者は多分、物理学者と思います。カオスや群論、非ユークリッド幾何学など一見すると現実の世界には余り関係なさそうな数学の分野が、物理現象と密に関連している不思議の例を紹介するみたいな構成。数式も割と出てきて少なくとも高校数学(より少し上)を習得した人に向けた内容になっています。楽しげに語ってくれていて、その点で読みやすく良い本です。
ちなみに、タイトルから誤解されそうですが、数学と物理世界が関係しているのか? その謎や哲学的側面を議論しようという本ではありません。あくまで物理と数学が関係していることを実例でもって楽しく理解しよう、という感じです。
なぜだろう? という問いに興味がある人には、ジョン・D・バロー

をお勧めします。この本は結構、前に読んだものですが、物理、生物学、宗教……など多方面の話題を取り上げ、なぜ数学と物理が関係しているのか? 数学とは何なのかを問おうという本です。適度なユーモアーを交えつつ多岐にわたる話題が出てきますから非常に楽しめますし、考えるネタになる本でお勧めです(ちなみにパイは食す方じゃなくてπですよん)。
数学は推論の形式を純化したもので、人間が生き残るために必要だったから進化の途上で身につけたのでしょう。そうであれば、物理現象を予測するのに数学が役に立つのは当然で、不思議でも何でもないわけです。数学が、たとえば宇宙の果て/時の始まりとか、量子論レベルに小さいとか、直接的に人間の生存には関わりがなさそうなレベルにまで適用できるのは不思議だという議論はあるのかもしれませんが、この世界が割とシンプルな規則で動いているとするなら、そういうこともあるのでしょう。
でもって、スタニフワフ・レム

ソラリス、買ってしまいました。
SF読みですから当然、ハヤカワ文庫『ソラリスの陽のもとに』は読んでいるわけで、どうしようかなあと迷っていたのですが、ポーランド語からの新訳で、ロシア語版を原本とした『ソラリスの陽のもとに』で、ソヴィエトにより検閲・削除されていた部分が入っているらしいし…。
『ソラリスの陽のもとに』を読んだのは脳天気なアメリカSFに飽きてきた頃……たぶん高校生位の頃です。一連の作品(金星応答なしとか、捜査とか、星からの帰還とか)に非常に感銘を受け、やはり共産圏のSFは目の付け所が違うと感心した物です。
『星からの帰還』なんかは共産圏では、かなり問題含みの内容と思うので本国ポーランドはともかく、ソヴィエトでは出版されなかったのではないかなあ、と思うのですが、よく知りません。
そんなこんなでソラリスも、内容の細部は忘れてますし、当時は図書館から借りて読んでますから比較できないし、どこが削除されていた部分なのか判別できない予感がします。まあ、歴史に残る傑作であることは確かな小説なんで、この際、再読しておくのもいいかなあと。
6BX7GT - その16 途中経過
先週から今週にかけて、ペースは上がりませんが、ぼちぼち進捗させています。電源関係がひととおり組みあがったので、ドライブ回路の基板をエッチングしました。1箇所パターンミスがあった(うーむ)んですが致命的なものではなかったのでカットして対応。
こまで穴あけには普通のドリルを手持ちで使ってましたが、油断するとドリルピットを折ってしまい神経を使って非常に疲れるので今回は新兵器サンハヤトのミニドリルD-5Bと専用スタンドを導入してみました。セットで6000円くらい。最近は6000円も出すと本格的な卓上ボール盤が買えてしまいますから、汎用性がないミニドリルはアホらしい気がして導入をためらってましたが、ボール盤を置いとくようなスペースはないし、まあいいかなと。さすがに専用工具で、0.8mmの穴も安心してあけられます。

穴あけが終わったらP板カッターで切り取って基板完成。ガラエポをP板カッターで切ると歯が一発でだめになります。これまた専用工具があるらしいのですが値段がねえ…

部品を実装して片ch分が完成。抵抗などの定数は、実際のデバイスにあわせて変えてあります。初段2SK389、2段目2SA992、エミッタフォロアは2SA1145を使いました。
熱結合には今回、固まるシリコーンというのを使ってます。粘性が高いと思っていたら以外に流動性があって基板まで汚くなってしまいました。確かに固まりますが、固化するのに3時間程度はかかるようです。
いまのところ、通電して各部の電圧をあたり動作を確かめた程度ですが、思惑通り動いているような感じがします。温度ドリフトは小さいようで、出力のDC電圧はあまり変動しません。これなら大丈夫かな、というところですが、まだ真空管とあわせてみないとわかりませんね。
ここまでくるとバラックでテストできるような環境がないので、ケースを加工しなきゃ……ケース加工、いちばん面倒なんですよねぇ。
February 02, 2005
ITmediaニュース:ジャスト「一太郎」の販売中止を命じる 松下アイコン訴訟で判決
ヘルプアイコンの使い方に関して松下電器がジャストに対して一太郎および花子の販売中止を求めているようです。問題となっている特許を読む限り、同種の手法は一太郎に限らず使われていて、たとえば私の知っている範囲ではEudoraが使っていますね。ならばなんでEudoraも提訴しないのだろうか? 産業上の利用分野として
本発明は、日本語DTPやワープロ等の機能説明を行う情報処理装置に関するものである。
と限定しているからかもしれません(?)。Eudoraは日本語DTPやワープロに入らないという判断でしょうかね。
ちなみに、ヘルプボタンを押してバルーンを表示させる手法はApple Macintosh上のソフトウェアが割と使っていたように記憶しています(Eudoraも元はMacintosh上のソフトですしね)。この特許は平成1年に出願されていますから、Apple Macintosh上のソフトの方が特許より先にやっていた可能性もあるかもしれません。
いずれにしてもヘルプ表示としては割と一般的なな手法ですから、ジャストの一太郎だけをねらい打ちする意図は謎です。利用分野に書かれているワープロ等を拡大解釈するなら、ほとんどのソフトが対象になりそうな気がしますし。
個人的には、ソフトウェアに関して、特にこのような曖昧なユーザーインタフェースに関わる特許を振りかざして自由を奪おうとする松下電器の姿勢には疑問を感じます。
February 01, 2005
Mac miniゲット
秋葉に寄ってみたら、Mac Mini(1.4GHz版)が1台だけあるというので思わず買ってしまいました~
これじゃ何かわからないかもしれませんけど、メモリ交換のためにMac Miniは内臓むきだし状態で使ってみてます。手持ちの512MBを取り付けてますが、これは2枚1組で買った物なので近いうち1GBのモジュールでも買って取り付けようとは思ってます。手前にあるLogitecのトラックボールと比較すると本当に小さいのが良く分かりますね。
この記事には、素人が開けるのは難しいぞ~みたいなことが書いてあって心配したのですが、割とあっさり開けられました。底の隙間に薄い板(スクレイパーみたいな)を差し込んで慎重にこじると底が浮き上がってきます。メンテナンス向けの流出ビデオ?では背面の両サイド2カ所で開けていましたが、そのように開けるより、片側を外した後、背面を外して、もう片面を外すみたいに、コの字型に外していくと上手く外れます。慎重に作業すれば、ほとんど傷も付きません。
MacOS Xは互換機上にインストールして使ってみたことがありますが、そのときはとにかく遅くて使う機になれませんでした。ですが、流石に現行機、メモリ512MBでもサクサク動いてくれて嬉しいです。






