6BX7GTパラP-P

Last-modified: 2008-11-12 (水) 09:52:07 (667d)

(工事中)

製作した理由

プッシュプルアンプを作ってみようかな(作ってみたいな)と思い立ったからです。

設計

出力管には子供の頃にシングルアンプを作ろうとして失敗した思い出深い6BX7GTを使うことにし、2ユニットをパラにしてパラプッシュに仕立てることにしました。6BX7GTは、rpがさほど高くない割にμが(比較的)大きく、ドライブで無理をする必要がないというのも選択の理由の一つです。
グリッドを逆相で振ってやればいいのだから、ということで差動2段にし、パラ使用による入力容量の増加に対応するためエミッタフォロアでグリッドを振るよう構成しました。
半導体を使った理由は単純で、お金がかからないことと、面倒じゃないからです(シャーシの穴開けが簡単で済むし)。
神経を使ったのはバイアスの変動で、ヘタをすると出力管が暴走してしまうのでは、という恐れを抱いていたため、2段目にも定電流回路を入れるなどしてしまいましたが、実際にやってみると、そう神経質になる必要もないようで、もっとシンプルに出来ると思います。
また、帰還をかけると簡単に発振してしまうのも難点で、結局、オーバーオールゲインを落とし、2段目のB-C間のコンデンサでポールを下げることで、安定した帰還をかけられるようにしました。
出力管のカソードからDCサーボをかけることでDCバランスを取っています。

回路図

2006年2月時点での回路図をアップしておきます。

部品

出力トランスには当初、春日無線変圧器のOUT-6635Pを使用していましたが、低域の再生に不満を感じたため、Amplimoの3A524に変更しました。これで低域の再生力に不満はなくなったのですが、その代わりに高域にピークが生じてしまっています。
3A524は20kHzあたりから位相が回り始めるのと若干のピークがあることが高域のピークの原因のようで、帰還をかけるとかなり低い周波数にピークを生じるために、一般的な位相補正の手でこれを抑えるのは難しいような感じで、現状では対策を講じられずにいます。幸い、致命的な不安定はなく、発振もしないので、まあいいかなという気もあります。

製作

半導体部はプリント基板化しましたが、試行錯誤を行ったため裏面にも部品を貼り付けるなど実際には、結構ぼろぼろの状態です。

20050410-thumb_6BX7GT_Final01.jpg

諸測定

歪率

春日無線変圧器OUT-6635Pのときに取った歪率です。

20050409-6bx7dist.png

赤が100Hz、黒が1kHz、青が10kHz。
このときは、1W/1KHzで0.1%をやや上回る程度でした。このアンプは6BX7GTのペアマッチで歪率が大きく変化します。最終的には2本の6BX7GTのユニットをパラにするよう配線を変えることで、1W/1KHz時の歪率を0.1%以下に抑えることに成功しています。
また、ノイズは100uV以下に抑えられ、ハムは皆無です。

周波数特性

Amplimo 3A524に変更した後の周波数特性です。

20050925-thumb_troid01.png

高域に、しかもかなり低い周波数にピークができていることが良く分かります。

ご意見ご希望突込みなどなんでもどうぞ

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