XBeeを使った無線センサーを考える
一体どれだけの人がこのブログを見ているのか知らないですが(たぶんほとんど誰も見てないと思いますが)今回はXBeeについてです。
XBeeとは一部のオタクに有名な短距離無線IEEE802.15.4/ZigBeeを簡単に使うことができるモジュールです。最近はArduinoだとかその派生でFunnel I/OあたりがHOTだったりしますが、その多くはUART<->ZigBee変換としての用途が多いと思います。
ところがこのXBeeには簡易なADCが内蔵されてたり、設定も実に多彩で、単体で結構遊べるGadgetだったりするわけです。実際Digi社からは「XBee Sensor」と呼ばれるモジュール(?)が発売されていて、これは照度センサーと温度センサー(高級モデルだと加えて湿度センサー)がXBeeに接続されていて、遠隔から読み取ることができます。しかも乾電池3本駆動です。
これはなかなか面白いなぁと思いつつも幾つか気になる点が・・・
- 値段が高い
- 充電池ではなく乾電池、しかも3本必要
- 他のセンサーを追加することはできず、中のXBeeは脱着不可(組み込まれている)
それぞれ考察してみましょう。まず値段について。
おそらくこいつはXBeeのADCにセンサーがついて、あとは適当なLDOが入ってる程度だと予想されるのでそう大した基板ではないはずです。多分慣れた人ならブレッドボードでささっと組める程度の回路でしょう。にも関わらず値段は1万円超えだそうです。(ひえー)
おそらくケースのコストや各種試験をクリアするためのなにかなんでしょうね。個人が入手できないことから、そもそも産業用途の側面が強いんだと思います。・・・とはいえ単体ではなくトータルコミコミのキットとして買えばそんなに高くなかったりします。(このキットは個人でも手に入る。)
充電池を使わない理由は最近のリポなんかに見られる発火事件を防ぐためでしょうか。その保護回路なんかもコストかかっちゃいますよね。乾電池3本使う理由は昇圧回路を省くためだと思います。
脱着不能なのは、産業用途だとどうってことないんですが、個人のハッカーのみなさんにはちょっと親切じゃないですね。ADCのピンくらい外に出して欲しかったところですが・・・
・・・・・・・・・・・・といった感じで、もう一歩進んだモノが欲しかったりするわけです。
Funnel I/Oを使えばかなりイイ使い方ができると思うのですが、センサーは別途用意する必要がありますし、Arduino用のソフトも書く必要があります。また、Funnel I/OにはUSBポートがついていますが、バスパワーでリポの充電を行うだけで、XBeeのUARTとつながってたりするわけではありません。なのでXBeeのファームウェア更新や設定を行うためにUSB変換ボード(RS232でもいいけど)を別途用意しなきゃいけないのです。
悩んだ結果自作することにしました。コンセプトはXBee + センサ + USB変換 + 乾電池といったところでしょうか。名前はScoliidです。理由は聞かないように(笑)
- XBee<->USB変換ボードとして使える。
- 乾電池1本動作の無線センサーとして使える。
- XBeeのピッチ変換ボードとしても使える。
大体設計は終わってますが、まだ未完成。3通りの使い方ができるほか、1通りの使い方しかしないのであれば必要なパーツだけ実装すれば良いのでコストダウンを図ってます(笑)
かなりごちゃごちゃしてますが、昇圧回路やFT232等いろいろ詰め込んだ結果がこれです。完成した暁には幾つかバラまいてメッシュネットワークでも組んでみましょうか。
基板が余った場合需要がありそうな場合は販売も検討しています。


